北海道で震度6強の地震、書店に被害

文=新文化編集部

9月6日午前3時8分ごろ、北海道胆振地方中東部を震源にしたマグニチュード6.7、震度6強を観測する地震が発生。停電ほか、電車、バスが不通のため多くの書店が休業を余儀なくされている。

なにわ書房は全5店舗、紀伊國屋書店も全5店舗を休業。宮脇書店は道内に展開している5店舗のうち、商業施設に入居する4店舗が休業。商品が棚から落下しているという。単独店の旭川豊岡店は現在、営業している。3社とも人的被害はない。コーチャンフォーは釧路・北見・リラブ根室店などは通常営業。POSレジは使えないが、手作業で精算している。

札幌市内ではほとんどの飲食・小売店が休業中。午後2時の時点で、固定電話は繋がらない。パソコンは使用できず、携帯もつながりにくい。3日に日販会、4日にトーハン会が行われ、道内には出版社営業担当者が残されているが、本社などに現況を伝える手段がなく、困っているようだ。

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