雑誌「短歌研究」5月号、約90年の歴史で初の重版 3刷に

文=新文化編集部

  • 短歌研究 2021年 05 月号
  • 『短歌研究 2021年 05 月号』
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短歌研究社が発行する「短歌研究」5月号(4月21日発売)が、3刷となる好調な売行きを示している。同誌で重版するのは、創刊して約90年の歴史で初めて。

5月号の特集テーマは「ディスタンス」。コロナ禍になぞらえつつ、広い意味合いをもつ言葉を題に選び、歌人300人による短歌を収載。時宜をとらえたテーマに加え、歌人の年齢・性別に関係なく名前の五十音順に掲載したことが、SNSを中心に話題を呼んでいる。

5月21日には6月号が発売されたことで、5・6月号を併売している書店もある。6月号はリニューアル第1号で、これまで白を基調としていた表紙をカラフルなものに変更。新連載を多数開始した。

同誌の初版は4000部。5月号は5月12日に2刷・500部、6月2日に3刷・1000部が出来。

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