「渋谷プロジェクト」6カ月実績、5人を確保

文=新文化編集部

東京・渋谷区に店舗を構える啓文堂書店渋谷店、大盛堂書店、MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店による「渋谷書店万引対策共同プロジェクト」の事務局がこのほど、同プロジェクトの昨年7月30日~2月11日における実績を発表した。同プロジェクトは、防犯のために顔認証カメラで収集した個人情報を、複数の法人間で共同利用するもの。

期間中、万引行為について27人31件登録し、5人を確保した。31件中29件は単独で行われ、2件は2人組の疑いがある。

また4件では、登録済の人物が登録した当該店または他店に再来店していた。この4件中2件では、対象者の行動をマークし、被害はなかった。1件ではマーク後に目が合ったとたんに逃走され、目が行き届かない瞬間に万引きされたと推測される。残りの1件は2人組の疑いがあり、過去に2回万引きを行った1人の行動をマークした。衣服の下に商品を隠匿したことは現認できたが、素早く逃走されたという。

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