上半期の出版市場、紙版と電子合わせて2.6%増に

文=新文化編集部

2020年上半期の紙版と電子版を合わせた推定販売金額は、前年同期比2.6%増の7945億円でプラス成長となった。出版科学研究所がこのほど、「出版月報」7月号で発表した。

紙版の推定販売金額は6183億円(同2.9%減)。内訳は、「書籍」が3517億円(同3.0%減)。「雑誌」は2667億円(同2.9%減)。一方、電子版は1762億円(同28.4%増)と大幅に伸長して好調だった。内訳は、「電子コミック」が1511億円(同33.4%増)、「電子書籍」191億円(同15.1%増)、「電子雑誌」60億円(同17.8%減)。

これにより電子版の占有率は22.2%と2割を超える規模で拡大し続けている。

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