第164回「芥川賞」は『推し、燃ゆ』、直木賞は『心淋し川』

文・写真=新文化編集部

第164回「芥川賞」は『推し、燃ゆ』、直木賞は『心淋し川』
左から西條氏、宇佐見氏(提供:日本文学振興会)

1月20日、第164回「芥川龍之介賞」に宇佐見りん『推し、燃ゆ』(河出書房新社)、同「直木三十五賞」に西條奈加『心淋し川(うらさびしがわ)』(集英社)が選ばれた。

河出書房新社は『推し、燃ゆ』の7万部の増刷を決めた。同27日出来予定で、累計発行部数は9万7000部(7刷)に達する。

宇佐見氏は1999年生まれ。21歳8カ月での受賞は史上3番目に若い。同氏は「文藝賞」受賞作『かか』(2019年刊行)でデビュー、同作は第33回「三島由紀夫賞」も受賞。同賞の最年少受賞者でもある。河出書房新社では『かか』と『推し、燃ゆ』の併売を呼び掛けていく。

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