KADOKAWA、増収増益の好決算

文=新文化編集部

このほど2021年3月期(20.4.1~21.3.31)の連結決算を発表した。売上高は2099億4700万円(前年比2.6%増)。営業利益は136億2500万円(同68.5%増)、経常利益は143億6900万円(同63.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は95億8400万円(同18.4%増)。増収増益の好決算となった。

主力の「出版事業」の売上高は1295億7600万円(前年比10.5%増)と大幅に伸長。コミックス、ラノベ、児童書の売行きが好調。紙版の書籍返品率が前年度の32.3%から27.4%に改善した。電子版の売上高は、第3四半期に続き、第4四半期も過去最高額を更新。加速して順調に推移している。

出版事業のセグメント(営業)利益は128億4100万円(同105.5%増)と2倍以上になった。

純資産は前年度から221億4900万円増加して、1295億2400万円と拡大。自己資本比率は47.2%(前年比3.9ポイント増)に上昇した。6月22日に開催予定の株主総会で承認される見通し。

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