第166回「芥川賞」「直木賞」、3作決まる

文・写真=新文化編集部

第166回「芥川賞」「直木賞」、3作決まる
左から、米澤氏、今村氏、砂川氏
(写真提供:日本文学振興会)

1月19日、日本文学振興会が第166回「芥川龍之介賞」および「直木三十五賞」を発表。「芥川賞」に砂川文次「ブラックボックス」(群像8月号)、「直木賞」には今村翔吾『塞王の楯』(集英社)と米澤穂信『黒牢城』(KADOKAWA)が選ばれた。

記者会見で、砂川氏は「本当に何て言っていいか」と戸惑いつつも、「こういう機会をいただけたことは本当にありがたく思っている」と語った。今村氏は自身が書店(きのしたブックセンター)を経営していることに言及したうえで「書店を応援していくようなことを計画しています。こういう状況を乗り越え、楽しいこと明るいことができるようになったらいい」と述べた。

米澤氏は『黒牢城』で4大ミステリランキングを制覇し、第12回「山田風太郎賞」とのダブル受賞を果たした。

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