openBD、10月から出版社サイトでの書影取得スタートへ

文=新文化編集部

版元ドットコムとカーリルが運営するopenBDは10月から、一部の出版社サイトのクロールによる書影データ収集を開始する。書影を自動取得する対象の出版社には連絡し、取得停止の申請を受けた場合は除外するオプトアウト方式をとる。7月28日、オンラインで開催した第1回「openBDユーザーフォーラム」で報告した。

openBDは2016年に配信開始。版元ドットコムが収集した書誌情報・書影データを、カーリルが高速なAPIで提供している。企業、図書館、個人などが無償で自由に活用できる。

版元ドットコムのデータベースは、会員社470社(7月末時点)が登録したデータ、日本出版インフラセンターの出版情報登録センターから受信したデータ、図書館流通センター(MARC主要項目のみ)や地方・小出版流通センターなどから取得したデータで構成される。7月末時点で、4万4000社以上の出版社の、書誌情報160万点以上・書影データ75万点以上を保有する。

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