●担当者●啓文社 児玉憲宗

2016年8月18日更新

『鳥肌が』穂村弘

 穂村弘のエッセイが発売されると買わずにはいられない。私は穂村弘中毒である。  穂村弘のエッセイはどれを読んでも斬新で目から鱗が落ちる。そのほんわかとした刺激が病みつきになる。 穂村弘のエッセイの魅力... 記事を見る »
2016年7月21日更新

『彼女に関する十二章』中島京子

 書き出しのわずか十行ほどですっかり惹きつけられた私は思わずにんまりしている。間違いなくこの小説は面白いと確信からだ。買った自分を褒めてやりたい。 結婚二十五年目を迎えた守と聖子は、一人息子、勉が大学... 記事を見る »
2016年6月16日更新

『『能町みね子のときめきサッカーうどんサポーター』、略して能サポ』能町みね子

 漫画家でエッセイストの能町みね子さんは、大相撲にはとてもくわしいが、サッカーをまったく知らない。そもそもサッカーにはまったく興味がなかった。あるサッカームックで、そんな能町みね子さんによるサッカー観... 記事を見る »
2016年5月19日更新

『に・褒められたくて』ながさわたかひろ

 版画家ながさわたかひろは、ラジオ番組の生放送中、スタジオの吉田照美に電話し「描かせてください」と直談判するという、一か八かの勝負に出た。武蔵美の大学院版画コースを修了したものの、何をやっても中途半端... 記事を見る »
啓文社 児玉憲宗
啓文社 児玉憲宗
1961年広島県尾道市生まれ。高校を卒業するまで読書とはまったく縁のない生活を送っていましたが、大学に入って本の愉しみを知り、卒業後、地元尾道に拠点を置く書店チェーン啓文社に就職しました。(書店勤務は30年を超えました)。今のメインの職場は売場ではありませんが、自称、日本で唯一人の車椅子書店員。本は読むもの、売るものが信条ですが、魔がさして『尾道坂道書店事件簿』(本の雑誌社)というエッセイを出しています。広島本大賞実行委員。