『餃子バンザイ!』

「餃子バンザイ!」は書籍になりました。

表面カリカリ、皮もちもち、肉汁ジュワ〜の焼き餃子。食感なめらか、のどごし爽やか、ツルツル入る水餃子。皮はサクサク、中はアツアツ、クリスピーで軽い揚餃子......「WEB本の雑誌」の連載分に書き下ろしを加えた、肉汁と餃子愛がほとばしる"スーパーガイドエッセイ"誕生!
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第2回 横浜駅西口「龍味」でご飯をがまんできなかったのだ

焼き餃子、ラーメンそして半ライス

横浜駅西口で用事が終わった。もう15時だよ。昼ご飯を食べていないのでおなかはペコペコだ。よし今日は龍味で餃子を食べていこう。
ここは横浜駅西口のダイヤモンド地下街にある有隣堂横浜西口店のさらに奥の方にある店で、ヨコハマ人ご用達のステキなお店なのだ。大体、その有隣堂で文庫本なんかを買って(この店はいつもとても混んでいる)、その流れで龍味に寄って本を読みつつ、餃子やラーメンを食べて帰る、という流れがヨコハマ人にはあるのだった。ということで、店の入り口に立つ。
昼時だと猛烈に混んでいるが、この時間だとさすがにすぐ入れる。何にしようかな。
焼きそば450円も良かったが、今日はラーメン380円と餃子270円にしよう。決めてから、店内に入ると、それでも半分くらいの席は埋まっている。カウンターの端っこに座り、注文。出てきた冷たい水を飲みつつしばし待つ。
ここはまず最初に餃子が出てくる。うーん、すぐに食べたい。しかし撮影のためラーメンがくるまでしばし我慢。本来は、ラーメン+餃子にライスをつけたいところだが、それだとこの時間は食べ過ぎになるので我慢しよう。
かくしてラーメン登場。これはものすごくおいしそうなラーメン。大きな海苔、ナルト、メンマ、ワカメ、チャーシューといろいろと入っている。この大きな海苔でご飯をくるんで食べるとさぞかしおいしいだろうなと思うが、いかんいかんと雑念を振り払い、まずはラーメンをぐるぐるとかき回す。
で、スープから。オーソドックスな醤油味だが、キック力のある味。「うまい!」と強い信号が脳に送られる。続けて脳からは「ご飯こい」という信号が送られてくる。いかん!と思い、麺を食べるとシコシコと普通にとてもおいしい。この普通さがたまらんなと思いつつ、餃子の皿のくぼみに醤油、酢、ラー油を入れてタレをつくり準備完了。餃子を食すと、皮はそんなに厚くないけど、もちもちとしていて、中はサクサクの素晴らしい素晴らしい餃子。さすがは龍味。この店は天才だ! それにしてもこの餃子、味は濃くはないけどご飯を呼んでいる。
ええい! ダメだダメだ。やはり注文だ!
「すみませーん、半ライス追加で下さい~」
と店のお兄さんに追加注文。負けた。
すぐさま半ライスがやってくる。ちなみにこれは170円。おいおい、つやつやしていていい米だよ(泣)。まずは海苔でご飯を巻いて食べると、ラーメンスープのショッパさと海苔でおいしい海苔巻に! 続けて餃子にタレつけておかずとして食べると米のうまさが引き立つなあ。私もすっかり餃子をおかずにできるようになったなあ、それにしても食べすぎだけどおいしいなあ。まあ夜はちょっと少なくするかなあ、でも食べ過ぎるんだよなあ。まあいいかなあ...などと今後の食の運営計画を考えつつ、ラーメンのメンマをかじったのであった。
ああ、おいしかった。

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龍味。ダイヤモンド地下街のずっと奥。

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この二つだな。

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迫力ある餃子!

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ラーメンもきたよ。

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やはり我慢できず、半ライス追加...。