6月7日(土)サポーター同士の会話

週末介護で実家に向かい、借りている駐車場に車を停めたら、駐車場に隣接したお宅の庭を整理していた植木職人さんが声をかけてきた。

「浦和レッズのサポーターなんですか?」

私の車に貼ってある浦和レッズのステッカーが目についたらしい。

ここは春日部とはいえ埼玉なので、いきなり他クラブのサポーターがタイマンを申し込んでくることもないだろうと、素直に「そうです」と答えた。

するとその植木職人さんは、自分も浦和レッズサポーターだとうれしそうに話を続けた。

植木職人「シーチケ買って応援に行ってるんですよ」
私「そうなんですね。僕もシーチケです」
植木職人「どこで観てるんですか?」
私「ゴール裏です」
植木職人「北ですか、南ですか?」
私「北です」
植木職人「じゃあ一緒ですね。埼スタで会ってるかも」
私「そうですね。僕は208ゲートの辺りでいつも応援してます。
植木職人「208っていうと右の方ですね。僕は210と211のあたりでやってます」
私「おお、それは熱いっすね」
植木職人「クラブワールドカップも行きたかったんですけど、さすがに費用がかかりすぎで」
私「そうそう、100万円くらいかかりますもんね。とても行けないです」
植木職人「だからこの間埼スタで送り出ししてきました」
私「僕もいきました」
植木職人「前から5列目くらいでやってました」
私「リーグ取れるように頑張りましょうね!」

一見サポーター同士の和やかな会話に見えるけれど、実はわかる人にはわかるマウティングの取り合いの勝負が繰り広げられているのだった。

6月6日(金)連日のスッキリ隊

まさかの連日のスッキリ隊出動となる。本日は板橋区のお宅へ参上。1500冊と伺っていたのだが、昭和11年建築の立派な母屋に約2500冊+段ボール15箱、ご自宅に約1000冊とたいへんなボリュームで、一度では無理なので、本日は母屋の2500冊を縛って運び出す。

岡崎武士さんも本の雑誌連載の「古本屋になる!」の取材ということで、何本か本を運んでもらうがしばらくすると公園のベンチに座り肩で息をしている。古本屋開業には、どなたか若い相棒が必要なのではなかろうか。

2時に運び出しを終えて、安楽亭で昼食。夕方、神保町の古書会館に搬入。本日もカーゴ積みまで任され、私のほうが古本屋になれるかも。

6月5日(木)スッキリ隊出動 その1

9時半。江古田で立石書店の岡島さんの運転するバンに乗り込み、高野秀行さんのお父さんの蔵書整理のため八王子に向かう。途中、渋滞などもあって2時間ほどで到着。すぐに別ルートに浜本と古書現世の向井さんもやってきて、まずはこの春お亡くなりになった高野さんのお父さんにお線香をあげる。

お父さんの蔵書はスライド本棚3本に収まっており、その大半は研究していたギリシア神話に関するもの。早速、岡島さんと向井さんが縛りはじめ、高野さんと浜本、そして私が運び出す。丘陵の上に建つ高野さんのご実家は風の通り道になっているようで、心地よい風が吹き抜ける。

約1時間で作業終了。バンいっぱいの蔵書をお預かりして、神保町の古書会館へ舞い戻る。途中、ドキュメント72時間の撮影でつかわれた南京亭で昼食。帰りは大変道路が空いており、あっという間に古書会館に到着。2台のカーゴに本を積んで、岡島さんが古書会館に運び入れる。私は出社。

夜、6時より社内でキンマサタカ氏主催のたこ焼きパーティ。10人ほど集まり、たこ焼きを肴に9時まで酒を飲む。

6月4日(水)選考会議

午前中、とある文学賞の候補作を決めるため社内で選考会議をする。本の話はやはり楽しい。

6月3日(火)テレビ局

午後、テレビ局の人たちとオンラインの打ち合わせ。慣れないことなので緊張する。

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