2月6日(金)
浜本や金子と来期の新刊ラインナップの打ち合わせ。
もっと早く打ち合わせをすれば、毎年1月号に掲載している1年分の新刊告知があんなインチキな告知でなくなるのに、編集部にはまったくその気がないらしい。あれはあれで良いんだと二人してつぶやいていた。いったいどういう頭の構造をしているんだろう。
様々な企画をぶつけてみたが、ほとんど跳ね返されてしまった。
その理由は、まず第1につまらない。第2にアホくさい。第3に興味がない。以上。確かに僕が握っていた企画書は、ただただ僕が読みたい本なだけで、撃沈もやむなし。
しかししかし、モクモクと別のことが頭のなかをうごめきだす。それは社内ベンチャーのようなものが出来ないか、ということだ。
現在の編集部とは別に第2編集部のようなものを作り、単行本編集の金子に製作を教わりつつ、僕や浜田やその他助っ人で、正規の仕事が終わった後に、本作りをするというのはどうか? 部署の名前はA6編集部なんていうのはどうか? after6編集部の略。なんて安易だ。それでも年に1冊くらいなら作れるのではないか?
もちろん社内ベンチャーとはいっても、ただただ好きな本が作りたいだけだから給料はそのままで良い。手伝った助っ人には販売部数に応じてボーナスは出そう。
うん? 売れなかったときは給料が減額になるのか? それは怖い。でもせっかく出版社で働いているのだから何かやりたい気もする。
そんなことを考えているうちに会議は進み、来期のラインナップがほぼ決まった。
もちろんこの『炎の営業日誌』はない。
別に本にして売るようなものでもないし、市場に並ぶ本を出したいという気持ちもまったくないのだが、あと8年くらいで口をきいてくれなるであろう娘に、父親はこんな人間なのだと知ってもらうため、本として残しておきたいという気持ちは強くある。
やはり手作りするしかないな。