WEB本の雑誌

9月3日(金)

『翻訳文学ブックカフェ』の見本が出来上がったので、直行で取次店さんを廻る。月末でないから、空いている。午後は、地方小出版流通センターを訪問し、担当のKさんと9月以降に開く新店のお話など。帰り際、パンダ好きの浜田に頼まれていた『広告批評』9月号を購入。9月号は、Yonda?の特集なのだ。

 会社に戻って、しばらくしたとき、浜田が「エ~ッ!!」と大声を上げた。どうしたのかと机を覗き込むと、先ほど渡した『広告批評』のとあるページを指さすではないか。あわてて取り上げ読み出したところ、思わず僕も「エ~ッ!!」と声をあげてしまったのである。

 そこでは、Yonda?の仕掛け人である広告屋さん二人が対談されていたのだが、なんと新潮社文庫に立っている、あの手書き(風印刷)POPを、この二人が作っているというではないか。そうだったのか…。プロの技だったのか…。印刷なのはわかっていたけど、文面はせめてどこかのPOP王さんみたいな書店員さんか、新潮社が作っているのかと思っていたぞ。

 うーん…。手書きPOPは、販促ツールではなくコミニケーションツールとして、読者と書店さんの間にあって欲しかった。もちろんその結果として売れるのは大事だけれど、それを逆手にとってこのような形で使われてしまうと、POPに対する信頼関係が壊れてしまうんでなかろうか。

 いやはや、あの素人っぽい文面大事なんて言われると、記事だと思っていて読んでいた雑誌のページが、実は記事広告だったような、そんな悲しい気分に陥ってしまう。やはり手書きPOPには、書いた本人の署名をするべきなんじゃなかろうか。