7月6日(土)
朝7時、雨が降りそうで降らないなかランニング。12キロ。久しぶりに息が切れるような心拍を上げるラン。
午前中読書。来週搬入の「本の雑誌」8月号で北上次郎さんが紹介している梶よう子『とむらい屋颯太』(徳間書店)読了。気軽に連作短編ね、なんて読み進んでいたら、最後の章で涙あふれて号泣。
とむらい屋というのは江戸時代に葬儀を取り仕切る業者なのだが、世の中、死を不浄のものだと思う人も多いわけで、この本の主人公たちも基本的には見下されたり蔑まれたりしてるのだけれど、誇りを持って人の死と、だからこその生と向き合っており、胸が熱くなる場面が多い。登場人物もみな魅力的なので、是非ともシリーズ化して欲しい。今村翔吾『羽州ぼろ鳶組』シリーズみたくなるんじゃなかろうか。
午後、埼玉スタジアムへ。ベガルタ仙台戦。出足鋭く、セカンドボールをことごとく拾い、浦和のエース興梠慎三のすっかり外したかに見えたループシュートで勝利す。ジレ姿の大槻監督がかっこよすぎる。どうにか雨の持ちこたえた埼玉スタジアムより鼻歌交じりに帰宅。