9月27日(金)
某所より図書カードをいただく。浦和っ子は宵越しの図書カードは持っちゃいけねえということで、早速帰宅時に丸善御茶ノ水店さんに寄って図書カード一万円お買い物に挑戦する。
まず何よりも、2019年中にこの本を買うため貯金箱にこそこそ百円玉を放り込んでいた『ヴィータ 遺棄された者たちの生』(みすず書房)に一直線で向かう。もしこの本に手垢がついてるとしたら、それは私がこれまで何度も手に取り、眺めていたからだ。ブラジルの保護施設に収容されたカタリナに耳を傾けられたエスノグラフィー。半年前から欲しかった本をついに我が家に連れて帰ることができてうれしい。一冊で5400円。10月1日を過ぎたらなんと5500円。
そして次に向かったのは、奥田英朗『罪の轍』(新潮社)。先日会った高野秀行さんが絶賛していたので、やはりこれを読まねば2019年のエンタメ小説は語れない気がする。
なんとたった2冊で7000円を超えてしまったではないか。できるなら1冊でも多くの本を買いたいと新書売り場や文庫売り場をうろつくも吸い寄せられるようにして見つけたのは、ダレン・マクガーヴェイ 『ポバティー・サファリ』(集英社)。このテーマの本はいつも即買いしているのであった。
というわけでレジに向かうと3冊で9936円。ほぼ図書カードを使い切り大満足で帰宅する。