祝!!! 大山顕『立体交差』(本の雑誌刊)が土木学会出版文化賞を受賞しました!

文=本の雑誌特派員

巨大コンクリート建造物を愛してやまない大山顕さんが、高度成長期から急激に建設され、いまなお増殖を続ける高速道路のジャンクションに迫った写真集『立体交差』が、令和元年度土木学会出版文化賞を受賞しました!

土木学会出版文化賞は、公益社団法人土木学会が主催し、土木に関連する出版物で、土木工学・土木技術の発展に貢献し、あるいは読者に感銘を与えることにより、土木文化活動の一環となりうると認められた出版物を対象とし、昭和58年度の平成2年度間は著作賞、平成3年度からは出版文化賞として長年続いておりますたいへん名誉ある賞です。

[受賞のことば]

 ぼくが賞をもらうのは、これが初めてのことです。その初めてが土木学会から、というのはたいへんうれしい。2005年に立体交差の写真を撮り始め、2007年に写真集『ジャンクション』を出版しました。以来、道路会社や建設会社、自治体などからお招き頂き、全国のさまざまな現場を見せて頂いた、その集大成がこの『立体交差』です。この15年間、ずっと土木の設計・施工・管理・研究に携わる方々への尊敬を抱き続けてきました。
 言うまでもなく、ぼくらが安心して暮らしていけるのはみなさんと先人の方々のおかげです。ほんとうに尊い仕事です。この一冊は、いわば彼らへのささやかな感謝の意として作りました。なのにそのみなさんから賞を頂いてしまうとは。また何かお返しをしなければならないですね。
 土木に携わるみなさん、今後ともよろしくお願いいたします。そして、どうか御安全に。

2020年5月14日 大山顕


大山顕『立体交差』(本の雑誌社刊)
■判型:菊判変型並製(19cmx 22cm)
■228ページ(カラー192ページ、モノクロ32ページ)
ISBN 978-4-86011-424-4

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