小学館、コミックス「脱シュリンクパックプロジェクト」実験結果を発表

文=新文化編集部

3月1日から5月末日まで、書店の来店客数を増やすことを目的に、10法人・36書店で人気のある35タイトルの1巻と最新刊を対象にして、シュリンクパックを外して陳列する実験を実施。昨年12月から今年2月末までと、今年3月から5月末日の期間の実売冊数を対比した。

その結果、少年・青年向けの作品は微減で「ほぼ横ばい」。しかし、少女・女性向けのフラワーコミックの販売冊数が21.2%増と大幅に伸びた。なかでも「青楼オペラ」の1巻はおよそ2倍、最新刊の7巻は16%増となった。

今後も実験は継続して行う。他の出版社にも呼びかけて、その有効性を検証していく。

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