第162回芥川賞は「背高泡立草」、直木賞は「熱源」

文=新文化編集部

1月15日、第162回「芥川賞、直木賞」の選考会が東京・中央区の新喜楽で行われ、芥川龍之介賞は古川真人「背高泡立草」(「すばる」10月号掲載)、直木三十五賞は川越宗一「熱源」(文藝春秋)に決まった。

記者会見で、古川氏は「俺これからどうなっちゃうんだろうという気持ち」だと述べ、「まだ嬉しさはないが、生活が日常にかえると風呂でほくそ笑んだりすると思う」と話した。川越氏は「〝ドッキリ〟が進行しているような、ハラハラしている感じ」と受賞の感想を述べた。また、「全国の書店の方がこの本を良いと思って、沢山の読者に薦めてくれたと聞いている。本と読者を繋いでくれた全国の書店と流通の方に、本当に感謝しています」と語った。

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