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WEB本の雑誌
>
今月の新刊採点
>
【文庫本班】2007年6月の課題図書
連城訣(上・下)
金庸 (著)
【徳間文庫】
税込各800円
2007年4月
ISBN-9784198925833
>> Amazon.co.jp
>> 本やタウン
>> Amazon.co.jp
>> 本やタウン
荒又 望
評価:★★★☆☆
武術で鍛えた心身で艱難辛苦の年月を生き抜く青年、狄雲(てきうん)の物語。
武侠小説というジャンルはあまりなじみがないが、武術、任侠といった言葉を思い浮かべると、なんとなくイメージできる。
訳者あとがきにもあるとおり、これほどまでに主人公が酷い目に遭う小説は、なかなか見当たらない。「牢屋に放り込まれたって、肩甲骨に穴をあけられたって、指を切り落とされたって、師妹を奪られたって、脚を折られたって、恐くなんかない!」―狄雲が叫ぶ。これらは比喩でも誇張でも虚勢でもない、すべて狄雲の身に起きたこと。もう勘弁してください! と読者は思う。しかし、狄雲は逃げも隠れもしない。ひたすら自分を信じ、人を信じ、前へ前へと進みつづける。
冷静に読めば、突っ込みどころ満載ではある。そもそも人間がこんなに不死身なはずがない。でも、それを言ったら本作は100ページくらいで終わってしまう。ここはもう、立ち止まらずに一気に読むべし。狄雲の人の好さも、悪役たちの憎らしさも、アクションの派手さも、流れる血の量も、とにかくスケールの大きさに度肝を抜かれること間違いなし!
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鈴木 直枝
評価:★★★★☆
武侠とは武勇と侠気。侠気とは弱い者を助けようとする気性。正に字体どおりの男気ぷんぷんのアツイ小説。中国南部の原野で剣のぶつかる音が聞こえるようだ。
「俺じゃないしー!」という濡れ衣から始まる物語。「運、悪すぎっ!」と思う場面が幾度もある。師匠も恋人もいなくなってしまった。「そんな気ないのに」敵は常に命がけでやってきて「こんな思いをしてまでどうして生きるんだろう」と嘆きつつ、誰かに助けられ教わりながら生き続けていく。「嗚呼あの時の」武芸が修練が身を助ける。
当初は漢字だらけの名前、地名、技の多用に面食らったが、逆転劇の応酬がそれを忘れさせた。読むだけで痛そうなシーンに、必死とか諦めないとかの若い言葉が何度も脳裏を横切った。「なんでだよ!」と途中までは憤り半分で読み進めてしまうが、ラストには人としてのぬくもりを期待してもらっていい。それでも思う。私は誰かのために死ねるだろうか、と。
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松岡 恒太郎
評価:★★★★☆
夢を見た。ボロをまっとった僕は牢の中に鎖でつながれている。そこへ片肌脱いで現れたのは、テレビでよく見かける品川庄司の体格の良い方、庄司。なぜにそんな配役になったのかは定かでない。傍らに見慣れぬ服を着た娘さんも立っていたが、それが誰なのかまでは解らなかった。怒りの形相の庄司はおもむろに僕の鎖を引き千切り「逃げるぞ!」と叫ぶ。その後はもう見よう見まねで拳法などを繰り出しつつ追手と戦ったのだが、後半はグダグダでよく覚えていない。
目が覚めた。そうだった、一昨日から『連城訣』を読み始め、昨晩はどうにも止らなくなり、このまま大団円を確認せず終われるものかと読了してから眠りについたのだった。
場所は中国、時代はずいぶん昔、秘伝書に踊らされるように数奇な運命を辿る主人公狄雲、全てを失い絶望だけを抱きしめて孤独に人生を奔走する。
やや大味な物語だけれど、読み始めるともう止りません。夢にも見ます、こうご期待。
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三浦 英崇
評価:★☆☆☆☆
初めてシナリオ書いたゲームは、原作が中国古典でして、当然、元ネタに沿った形で作るのですが、その時思ったのは「どうしてこう、中国の小説って、キャラや設定いろいろ作っておきながら、生かしきれずに燃え尽きちゃうんだろう……」ということでした。 古典と現代の武侠小説を同列に論じるのは、いささか乱暴かもしれませんが、この作品でも、同じような気分を味わったので、ついつい回顧モードに。
ツッコミどころは多々ありますが、やはり一番は「狄雲(主人公)、どこまで頭悪いんだよ……」ってところでしょうか。はっきり言って、こいつがもっとちゃんとしていれば、この作品の中で起こる数々の悲劇的なトラブルは未然に回避できたと思うし。中盤、雪山での死闘が繰り広げられるのですが、主に事態をややこしくするためだけに存在してるし。
もしゲームにするなら、原作は原型とどめないと思います。このまま作ったらユーザーに怒られそうですし。
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横山 直子
評価:★★★★☆
著者の金庸さん、中国、香港、台湾をはじめ中華世界に12億人の読者を持つと言う。
12億人!想像するだけでも目が回りそうだ。
帯に武侠ロマネスクの傑作、ドラマ化とあった。映像化されるとさぞや面白いだろうなと読後に思った。
舞台は中国、一人の単純素朴な少年が数奇な運命に翻弄されて、やがて考え深い青年と成長してゆく。
その運命の残酷さが半端ではない。
幾度もの死闘をくぐりぬけ、ある時はとんでもない坊さんに出くわし食べられそうになったり(信じられないけど)、そりゃないだろうと言うほど痛めつけられ、騙され、無実の罪で死刑囚牢に繋がれる経験までも!
しかし、彼には近くにそして存在は遠くても彼の幸せを一心に願う人達がいた。
それは幼い頃から一緒に武道を習った娘だったり、牢で出会った武術の名人だったり、そして読んでいる読者一人ひとりもまぎれもなく彼の味方だなぁとしみじみ思った。
それほど彼は魅力的な存在とも言える。
武術の名人がこぞって登場し、はたまたいろんな技が披露されるのだが、上巻巻末には武侠小説基本用語解説がとても役に立った。
そして内功はいわゆる気功に関しては、この本を通じてとても興味を持った。
なんだかとても奥の深い本だった。
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