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楊令伝
北方謙三(著)
【集英社】
定価1680円(税込)
2007年4月
ISBN-9784087748581
>> Amazon.co.jp
>> 本やタウン
川畑 詩子
評価:★★★★
今でも人気があって、その影響で『南総里見八犬伝』が生まれたくらい古典中の古典『水滸伝』。それを読まずしていきなり続編は読めるのかと心配でしたが、杞憂でした。梁山泊を再興すべく、各地に潜伏しながら準備に余念のない好漢たち(女子も含まれますが、なんか「漢」と書いて「おとこ」と読ませたい)。くーっ格好いい。かつての同志の子息も集い、強くなるべく猛特訓を重ねる。天賦の才能プラス極限まで自分を追い込む修行。くーっ。漢たちのエキスパートぶりもまた格好いい。誰よりも緻密な海底の地図を作る童猛が静かに水と対話するにはしびれます。
仲間内でも苦手な相手や嫌いな相手がいて一枚岩ではないようだし、リーダーは居ないようなもの。闇の組織青蓮寺の動きも不気味だし、北方の女真族の覇権争いもどう影響するのか。復興はなるのか? 続きが気になる!
……しかし、好漢たちが仲間以外の人を割にあっさり殺すことに実はびっくり。現代的に人物の内面が描かれていても、そんな乱暴なところが昔の話っぽく、そのギャップも面白かったりするのだが。
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神田 宏
評価:★★★★
北方『水滸伝』未読の私にとって、その続編、しかもその記念すべき第一回目の本書を評する資格は無い。そんな事は北方『水滸伝』ファンに厚かましくてとても言い出せない。それほどにもコアなファンは熱くなっているのだ。職場でも「読んだ?」との声がちらほら。梁山泊陥落から3年。宋の秘密組織青蓮寺の残党狩りが激しくなるなか、生き残ったものたちは、泊山湖から銀を引き上げる事に成功する。そして北の地、金の支配下で女真族の騎馬隊に股がる、「幻王」の正体とは? 男なら必ずハマる北方『水滸伝』。全巻読破の上、リアルタイムで『楊令伝』を読む事を決意する私だった。
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福井 雅子
評価:★★★
北方謙三の渾身の大作『水滸伝』の続編にあたる新シリーズ第一巻。『水滸伝』の最後に梁山泊軍が敗れ去って三年後から物語が始まり、各地に散ったかつての梁山泊軍の勇壮な男たちが再び立ち上がろうとする姿を描く。
『水滸伝』全十九巻の続編であるだけに、登場人物の多さにまずは圧倒される。七十余名にのぼる登場人物紹介や『水滸伝』のあらすじが付き、この作品から読み始める読者も十分に楽しめるように配慮されてはいるものの、次々と現れる魅力たっぷりの個性的な男たちを見れば、その人物像や過去のいきさつをもっと深く知りたくなるのは道理である。読み始めて10ページで、早くも『水滸伝』を読んでおかなかったことを後悔し始め、その思いは読み進めるにつれてどんどん強くなる。しまった・・・・・・。とは言え、全十九巻である。あわてて本屋に走るわけにもいかず、後日全十九巻を読破してからもう一度この作品をじっくり読もうと心に誓いながら読了。つまり、それほどの魅力(の片鱗)を放つ作品である。
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小室 まどか
評価:★★★★
梁山泊炎上から三年。死闘をかいくぐり雌伏していた仲間たちが、再起をかけて集まり始める。志を持つ者、ひたむきに戦い死んでいった仲間を思う者、父の遺志を継ぐ者……。それぞれがそれぞれの才を生かしながら、着々と準備を進めるなか、皆が待ち焦がれるのは、自分たちを統率するに値する男だった――。
小学生の頃は登場人物紹介を手書きで写すほど重要視していた私にとっては、その量と説明のあまりのそっけなさは読む気を萎えさせるに十分なものであったが、ひとたび本を開けば、そんな懸念はどこへやら。訥々とした語り口なのだが、紹介に立ち戻る必要がないくらい、一人一人の登場人物が血肉の通ったものとして完成されており、頁を繰る手が止まらない。歴史に沿うというよりは我が物として取り込み、いわば監督が手腕をふるって原作を凌ぐ映画をつくりあげるように、歴史上の人物を将棋の駒のごとく使って、作者の確たる理想を実現しようとする。これは、前段の北方『水滸伝』も、読むしかあるまい。
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磯部 智子
評価:★★★
これは非常に困った。北方『水滸伝』の続編だが、その19巻もある前作を読んでいないため、この小説だけの感想になってしまった。それで良いわけがないのだが、とにかく読んだ。物語は「梁山泊」陥落の後。権力に立ち向かう漢(おとこ)たちの戦いが、今再び始まろうとしていた。こう書いているだけでも、判官贔屓の血は騒ぐ。中国の壮大な大地に、日本人の精神をはめ込んだ多国籍小説は、狭い島国に生きる人間を解放し、血糖値を一気に押し上げる。上手い作家と言うのは読み手に無理な努力を要求せず、この作品から物語が始まったかのように充分楽しめた。それでも前作を読んでいないのは、不誠実だとまことに申し訳なく思っている。
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林 あゆ美
評価:★★★
全19巻、別巻として更に1巻という大著「水滸伝」を読んでいれば、きっと今回の続編をもっとワクワクして読めていたのではと思うと悔しくなる。
けれど、この続編から読み始めても違和感なく、すっと話には入っていけた。漢字ばかりの名前も思ったより取っつきやすく、さすがの吸引力。それに本書には、「水滸伝」の桔梗と、「楊令伝」の登場人物も別表として添付され、読み手を助けてくれる。とはいえ、まだ一巻目なので、いずれかの登場人物に入れ込んで読むという、エンタメならではのおもしろさを自分が感じるところまではいかなかった。
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