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シーボルトが江戸時代に来日し六年間滞在した間に集めたコレクション。あまりに膨大で未整理であったために、全容をつかむのが難しかった。 それを秦さんが丹念に調べ続けている。 彼は学生時代にオランダ語を学び、シーボルト・コレクションに興味を持った。 そしてオランダにコレクションの大部分が眠っていることを知るやいなや、オランダへ飛ぶ。 これがすべての始まりで、そのコレクションを調べていくうちに、さまざまな新事実を発見! その一部始終をまとめあげたのがこの一冊だ。
シーボルトがスパイだった? あの二人が実は出会っていた! シーボルトの知られざる事実が資料から浮かび上がってくる瞬間は、読みながら私もわくわくした。 そして、日本でのシーボルトの足跡を辿る、「江戸参府紀行」の中で、休息のため鞆の湊(現福山市)に入港とあるくだりは私もいっそう親しみを覚えた。 いまだ江戸時代の町並みを残す鞆の浦、シーボルトの目にはどのように映ったのだろうなぁと。
まさにシーボルトへの情熱がほとばしる一冊!
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