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3月13日(日)

 5時50分に起きる。久しぶりに寝坊。すぐにベッドを出、リビングにて調べものの続きをするが、8時を過ぎても家族は誰も起きる気配なく、朝ごはんの準備をする。

 娘をバイト先に送った後、埼玉スタジアムまでランニング。

 先日、久しぶりに会った人から「まだ(埼スタに)行ってるんですか?」と訊かれたが、それはどう答えていいかわからないくらいの愚問であり、全世界クラブサポーターが選んだいちばん意味がわからない質問「愚問大賞」の第1位であろう。

 同等の愚問といえば、日下三蔵さん家の床から積み上げられ、人が通る隙間もない蔵書を前に、「この本のうちどれくらい読んだんですか?」であろうが、それは以前私は愚問と気づかずに問い掛け、「そういうつまらないこと聞かないでください!」とピシャリと叱られたのであった。

 帰宅後、シャワーを浴び(給湯器は本日も無事稼働)、家族の昼食を作る。そして3時から息子とユニフォームを着て、DAZNで鳥栖戦を観戦する。

 0対1の敗北。戦術、局面、球際、闘志、運動量、勝利への執念、すべてにおいて負けの負け。

 以前であればこのまま暗黒世界に引きずりこまれていたのだけれど、今は立派なレッズサポーターとして育った息子と愚痴を言い合えるので、どうにか暗黒一歩手前で踏みとどまれる。

 それでもそう簡単に収まらない高ぶりを坪内祐三さんの『東京』(太田出版)を読んでやりすごす。

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