3月23日(水)
ドロップされたばかりの尾崎豊「LAST TOUR AROUND JAPAN」を聴きながら出社。
今年30回忌を迎え、最後のライブツアー『TOUR 1991 BIRTH』からベストテイクを集めた2枚組のアルバムなのだが、これまで聴いたことのないアレンジやMCにドキドキしながら耳に集中していると気づけば涙があふれてくる。その涙は尾崎が死んだ喪失感やノスタルジーというよりは、尾崎の音楽を生きるために聴いていた10代の自分に対しての涙だった。「十七歳の地図」の向こうから「ちゃんと生きてるのかよ?」という自分の声が聞こえてくる。
魂奪い取られたまま9時半に出社。すぐにオンラインにて本屋大賞実行委員会の会議。4月6日に行う発表会の様々な確認。2時間。ぐったり。
午後は、単行本化に向けての某雑誌のテキスト打ち込みの続き。途中ホーム社のAさんがやってきて雑談。そして「本の雑誌」4月号の追加注文いただいた御茶ノ水の丸善さんに直納。Sさんとしばしフェアの話など。
退勤後、またその御茶ノ水の丸善さんに立ち寄り、本を購入。
『海を生きる民 ポリネシアの謎』クリスティーナ・トンプソン(A&F)
『新編 閑な老人』尾崎一雄/荻原魚雷編(中公文庫)
帰宅すると古本屋さんに頼んでいた『女房はドーベルマン』野村克也(双葉社)も届いていた。こちらは「本の雑誌」4月号にて、「酒とつまみ」の渡邉和彦さんが「野村監督本の5冊」で推薦されていたもの。野村監督好きとして読み逃していてはいけないと注文していたのだ。
実家に電話。父親は自転車で無事病院に着いたとのこと。