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4月15日(金)

 相変わらずの雨降り。肌寒い一日。

 編集の松村から6月号特集用に書いた「北町貫多クロニクル」のゲラをもらう。ぐっと来る。ゲラを見て涙が出たのは初めてのことだ。

 午後、秋葉原の書泉ブックタワーさんを訪問。この濃さがたまらない。野球本、サッカー本、プロレス本の売れ行きなどを伺う。大変興味深い。

 いつもは22時には寝ているものの、本日よりACLのグループステージが始まるので、スリーピングラインを必死に押し上げ、23時のキックオフを待つ。2年ぶりにチャントを聴いて涙あふれる。今日は、泣いてばかりだ。


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古幡瑞穂(楽天ブックス:当時、日本出版販売マーケティング本部アドバイザー:現在)の回想

 もともと、これまで年末の大きな山になっていた「このミス」が少し数字を下げてきていたということに危惧を持っていて、そこに来てあの「横山秀夫直木賞決別」に繋がる"直木賞受賞作なし"という事があって、「数字づくりを人任せにしたままでよいのか」という思いを持っていました。

 そもそも「このミス」が業界人たちの会で作られたものだという話も聞いていたので、じゃあ次の売上は次の世代でつくっていこうよ。今の技術を使えば出来る事が広がる!といったことをモヤモヤ胸に抱えていました。

 ただ、そうなると問題となるのは受け皿。単品の発掘を点でやっててもしょうがない、どうしたら出来るんだろうと考えていたときに杉江さんから電話がかかってきて、「博報堂に行きましょう!」と。

 博報堂!? え、あの電通とか博報堂とかの博報堂!? かっけー!! いくいく、絶対いく。なんか面白そうだから行く。という正直、単なるミーハー気分で、きっとキラキラしたお姉さんとか島耕作みたいな人とかいっぱいいるんだろうな♪

 って考えながらの0回目ミーティング。島は島でも耕作っぽくない嶋さんとか、それまでの広告代理店イメージを壊してくれる、本好きとワクワクのカタマリみたいな人たちに出会えて「とにかくワクワクするから、絶対やってやる!」って思ったのが第0回でした。

 いい話どこにもなくてすみません。

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