4月27日(水)
晴れ。夏のよう。9時に出社。
午前中デスクワークの後、1時に7月号ルポルタージュ特集のインタビューのため、丸善丸の内本店の「M&C Cafe」へ。1時間半みっちりお話を聞く。堪能。
15時会社に戻り、お腹が減ったので久しぶりにうどんの「丸香」へ。行列は10人程度。5分ほどで入店でき、大きくぶ厚いお揚げがたまらぬきつねうどんを食す。うどんもちもち、汁は香り高く何度食べても美味しい。
16時より社内にて7月号ルポルタージュ特集の対談。こちらも1時間半みっちりのお話で堪能。
対談者と食事に行く浜本と新人前田の背中を見送りつつ、ACLグループステージ、セーラーズ戦をDAZNで観るため急いで帰宅。6対0の大勝利に久しぶりにスッキリ。
いい気分のなか、今日買ってきた加部究『毎日の部活が高校生活一番の宝物 堀越高校サッカー部のボトムアップ物語』(竹書房)を読む。
★★★★★★★
「本屋大賞ができるまで」(12)
【林香公子さんの回想】
第一回目の会議の頃、何を考えていたか、ということで思い出してみたのですが、売場で自分が出来ることは精一杯やってるつもりだったので他の人が売ってる本はどうして売れてるのか知りたかった。
売れると思ったポイントはどこなのか、私が気づいてないいいところを理解し、アピールすれば自分の店であんまり売れないこの本はもっと売れるんじゃないか? もちろん、大成功例は出版社さんより教えて頂いたり、なんなら複製ポップをいただいたりしていましたが、そこまでじゃない話を知りたいものよねー。
といったことや、個人の好き嫌いや善し悪しといったセンシティブさに触れる話じゃなくてもっと仕事の面白みとしての本とその中身の話をする場が選ばれし者しか集えない会合や飲み会とかじゃなくて希望したら誰でも参加できる形であったら素敵じゃないかとか、だったかと思います。
そんな気持ちだったので、他の人に売りたい本について聞けるんなら無理に順位はつけなくてもいいと思ってましたが順位がないことには人を動かす形にはならないというのもそりゃもっともな話でして。会議が進むにつれての後戻りできない感に面白いとは思うけどどうしよう? と青ざめる気持ちも若干。
とはいえ、まぁミーハー心だけで本屋に入り、右も左もわからないのをいいことに直木賞が受賞作なしだなんてその分の売上どうやって作れというのか、だの重版のタイミングがどーのこーの、などとそれまで好き勝手を言ってたことに対し、ここらで、役に立つ行動の一つもとってみろ、と突きつけられてたわけですから。
今まで何も考えずに口を開いててすいませんでした、と心の中であやまりつつ自分らで決める以上、不満なんかないようにしなきゃ、ってな、やけくそパワーがすごかったんだよな、確か。