10月3日(月)
通勤電車の中で、ずっとサッカーのことを考えていたら、ふとあるフレーズが浮かんだ。
「動いてないやつにはパスは出ない。」
自分のことだと思った。コロナ禍になって、テレワークとかオンラインとか覚えて、やっている気になっているけど、それはこなしているだけであって、ちょっとのことでもめんどくさいと思うようになっていた。コロナという言い訳が胸に染み付き、めんどくさいをコロナだからに言い換えていたのだ。
もしかしたら年齢の問題もあるのかもしれない。歳を重ねれば恐れるものが減って、どんどん自由に動けるようになるものと考えていたのに、経験という名の潜入感に蓋をされ、妙に失敗を恐れ、何もしない日々が積み重なっていた。
仕事というピッチで立ち止まっていたのだ。ボールが来なければ失敗はしない。その代わり成功もしない。なによりも楽しくない。
何もかもやり直しだ。
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企画会議。
1月号、2月号と順調に決まるも「おすすめ文庫王国」が難航する。ページを埋めるだけならいつでもできるがそんなことは絶対したくない。とにかく面白いものを作りたい。
こういうときは時間をかけてもしょうがないので、水曜日に改めて会議することに。
夜、母親から電話。父親は心臓の治療のため1ヶ月は入院するらしい。それで回復したら次はリハビリの病院に移るという。今年中に帰宅できるかどうか。