11月14日(月)
一晩経っても、昨日やったサッカーの悔しさがこみ上げてきて、通勤読書もはかどらず。
対戦相手にいた24歳の若者たち。サッカーで有名な高校を卒業しているらしく、まさしくボールが友達で上手いのなんの。相手(私)の対応を見てプレーの選択をしてくるので、詰めると下がっていなされ、右に体重を乗せたら左に出られ、1対1はすべて負けてしまう。しかも試合の最後では手加減をやめたのかコンビプレイで軽々と抜き去られ、ゴールを決められてしまった。
技術も体力もまったく比べようもなく勝てるわけないのに悔しさと涙がこんこんと湧いてくる。
9時に出社。『おすすめ文庫王国2023』と「本の雑誌」2023年1月号の校了を控え、編集の松村も9時過ぎには出社してくる。続いて事務の浜田、経理の小林、編集の前田と出社。一週間が始まる。
11時半に社を出て、営業へ。横浜ブルーライン阪東橋駅から活気豊かな商店街である横浜橋通街を歩き、終点間際を右に入ったところに11月1日オープンした「本屋 象の旅」さんを訪問。
明るい店内に各ジャンルこれぞという本が並んでおり、思わず棚に引き込まれる。既刊新刊問わずこんな本が出ていたのかと何度も手が延びる中、河田桟さんの『ウマと話すための7つのひみつ』(偕成社)を購入。オープン記念の缶バッジもいただき、うれしいかぎり。
お店の方にご挨拶しようと思ったのだけれど、店内には3人のお客様がおり、棚をじっくり見ていたので、お邪魔になっては申し訳ないと再訪を誓いあとにする。いやあ、またまたいい本屋さんができました。
弘明寺へ移動し、2021年9月号のカラーグラビアでご紹介させていただいた大林堂書店さんにご挨拶。数坪の狭いお店ながら、しっかり行き届いた仕入れがされており、本屋さんが小宇宙であることを教えられる。
またちょっとした訪問の間にも、客注を取りに来られたお客さんやマンガ雑誌を買い求めた学生さんとレジで会話がはずんでおり、接客の、いや商売の真髄を教えられる想い。
こうして本はお客様に手渡されているっているのだと思うとこみ上げてくるものがある。
コージィ城倉著、ちばあきお原著『キャプテン2 6』(ジャンプコミックス)と佐野亨『ディープヨコハマをあるく(辰巳出版)を手打ちのレジでお会計していただく。
その後、あちこち営業し、かばんの中も頭の中もいっぱいになる。読むべきもの、考えるべきこと、次なるヒント。それはいつだって、外にある。