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3月19日(日)

昨日と一転して、晴天。暖かい。

角上とヤオフジへ車で買い出し。毎週、豚バラ1キロ、鶏ムネ1キロ、合挽1キロというように肉だけでも3キロは購入していた生活も今日で最後。これまで月に30キロ消費していたお米も今後は10キロもあれば充分だろう。

もちろんそれだけ食べていたのは息子なのだが、その息子は食べるということに関してだけは、2408チームにカテゴライズされたサッカー部において、トップチームだったらしい。

買い出しを終えた後、今度は息子も乗せて、浦和美園のイオンへ。目覚まし時計や革靴など、新たな門出に必要なものを買い揃える。

昼メシにチャーハンを作ると、息子が「父ちゃんのチャーハンもこれが最後だな」とつぶやく。こんなものは「食べるラー油」を入れただけで誰でも作れるものなのだが、息子にとっては父親の味というものになっているようだ。昼飯を食べたらなんだか眠くなり昼寝。

3時半に起きてランニング。半袖で走る。つぼみが目いっぱいに膨らんでいる桜はおそらく今週には満開になるだろう。埼スタの桜が楽しみなのだが、そこで試合が行われるのは415日と開花とのタイミングが合わないのが残念。

晩飯は息子のリクエストで焼肉。焼いたそばからどんどん息子の口に消えていき、2度のおかわりをした上に、「うまかったー」と腹をさすっている。こうした光景こそが私にとっての家族の記憶だ。

奥祐介『東京名酒場問わず語り』(草思社)読了。

 

福田和也氏に促され、編集の方が「en-taxi」に執筆していた「酒場通い」をまとめた一冊。

その年季とまさしく自身の鼻を効かせ、足と舌を頼りに懇意にした酒場は一覧にして13ページにもなるほどで、主に山手線の東側でうまい酒と肴を食せるところを惜しみなく教えてくれる。酒場の先輩から語られるが如き文章も軽妙でとてもよかった。

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