7月17日(月)BOOK MARKETで考えたこと
昨日一昨日と事務の浜田とふたり、浅草の台東館に出動し、BOOK MARKET2023で本を届けることに勤しんだ。2日間、昼飯も取らず、とにかくひたすら本を販売する。こんな楽しい時間があるのだろうかと思うほど楽しかった。
ご来場いただいた皆様、ご購入いただいた皆様、本当にありがとうございました。そしてこのような楽しい場所を毎年運営してくださるアノニマ・スタジオの皆様に大感謝です。
その会場で、出版関係者の人から
「なんでお店ガラガラなのにここにはこんなに人がいるんですか?」
「なんでずっと売上悪いのにここではこんなに本が売れるんですか?」
と聞かれたけれど、私も「どうしてだろう?」と考えているひとりなので答えはわからない。これからも考え続けるけれど、なんでだろうか。
イベントだから、というのがよく聞かれる答えで、まあそれはそれで正解なんだろうけれど、じゃあ日常にイベント感が足りないのであり、日常にイベントを埋め込む努力や日常をイベントにする努力をしないといけないのではなかろうか。
イベントが日常になっているところってあるかな? スタバかな? と思ったけれど、私はスタバに行ったことがほとんどないのでわからない。でもスタバは楽しそうな気がしている。
まあしかし、本だけ扱って(野菜も売ってました)これだけの人が来て、これだけたくさん本が買われるわけだから、やっぱり正々堂々と本を作って売っていくのが大事だなと思った。
もしかしたらお客さんは、きちんと本を求めているのかもと。当たり前のことだけど、そのこと忘れてたかもなあと思った。すぐ本が売れないからなにか他のことで儲けなきゃとか考えちゃうのだった。大いに反省。
あと笑顔と届けたいという熱気が何より大切だと思った。こちらもいつもだらだらしちゃってよろしくない。毎日笑顔で、楽しそうに本作って売らないといけないなと深く反省した。
それと既刊本(一年以上前にでた本)もたくさん売れるよなあと実感したのだった。もっと大切に売っていかなきゃならないと思ったけれど、結局自分の毎日は新刊を基準に動いていて、これを断ち切らないといけないと決意したのだ。
こうして年に一度宿題を与えてくれるので、BOOK MARKETはほんとありがたい存在だ。
なにより、今日が休みでよかった。