8月16日(水)可変式家族
4時起床、7時半出社。
一年間の留学を終え、先週末に無事帰国した娘は、まだ体内にドイツ時間が残っており、明け方になって眠気がやってくるようだった。
この一年でずいぶんと我が家のフォーメーションが変わったものだ。
私妻娘息(2022年8月)
私妻息 (2022年9月)
私妻 (2023年4月)
私妻娘 (2023年8月)
おそらく今後4人に戻ることはないだろうから、ペップ・シティなみの可変型システムとして臨機応変に対応していくしかない。
朝早く出社したのには理由があって、早急に販促パネルを作らならければならなくなったからだった。
こういうものは頭で考えるより手を動かすことが大事で、まだいくらか涼しい社内でインデザインを立ち上げ、文字を打ち込み、フォントを選び、色を決めていくうちに、予想していた時間の半分でデザインが固まる。カラーコピー機で出力し、貼りパネに貼って終了。
本日の仕事が終わった気分に浸る朝9時なのであるけれど、本当の仕事はこれからなのだった。
浜田と前田が出社し(松村は夏休みで帰郷らしいが静岡の豪雨で新幹線が止まっており果たしてどうなったのか?)、お盆最終日の本の雑誌社もスタート。
本日は8月24日搬入の新刊、大山顕『モールの想像力』の初回注文〆切のため、短冊とデータを付け合わせ、取次のシステムにアップロードする。
慣れてしまえば簡単なもので、かつては暑かろうが寒かろうが吹雪だろうが酷暑だろうが大量の見本を持って取次の仕入れに足を運んでいたのが幻のよう。
2時にT出版社のTさんが面白そうな新刊を携えて来社。版元営業四方山話で盛り上がる。
3時に社を出て、丸善丸の内本店さんへ追加注文いただいた『明日ロト7が私を救う』を直納。店内はお盆休み中のお客様でいっぱい。なんだかとてもうれしくなる。
その後、営業し、帰宅。
夜、実家に車を走らせ、父親の送り火。これまでお盆というものと真剣に向き合ってこなかったのだけれど、今年は新盆とのことで、見よう見まねで灯籠やナスやきゅうりを用意し、迎え火をした上でお坊さんにお経を読んでいただき、またこうして今日、玄関でひとり小さな火を焚き、父親を見送るのるだった。
また来年ねと夜空を見上げて声をかけ、父はあの世へ、私は車に乗って家に帰る。