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9月24日(日)ランニング日和

4時起床。激暑から一気に気温が下がり、まさしくランニング日和。

埼スタまで走り、ぐるぐる回って15キロラン。今年も無事夏を乗り越えランニングを続けられたことにほっとする。

シャワーを浴びて朝食を食べていると、妻からマイナンバーカードを取りに行くよう厳命がくだる。そういえば2月に申請して以来、ほったらかしにしていたのだ。

自転車で区役所に行こうとするも庭に自転車がない。金曜日の夜、飲み会からの帰りが土砂降りの雨となったので自転車を駐輪場に置いたまま歩いて帰宅していたのだった。

歩いて駅に向かい、そこから区役所へ。マイナンバーカードを受け取る。

ついでに妻から頼まれたフライパンをニトリで購入して帰宅。

昼は、昨夜の残りのさつまいもの天ぷらを天丼にして食す。缶ビールを1本飲んで、至福の昼寝。

17時からDAZNで、浦和レッズ対ガンバ大阪を観戦。髙橋利樹のゴールに大声をあげてしまう。現地で応援している一冊!取引所の渡辺さんが羨ましい。やっぱり「スタジアムのそばにも楽しいことがある」なのだ。

夜、昨日、珍来で買ってきた餃子を焼く。新しいフライパンなのでくっつくことなく、綺麗に焼き上がる。

椎名さんの新刊『机の上の動物園』(産業編集センター)を読みながら22時に就寝。

9月23日(土)お彼岸

  • 路上の夢―新宿ホームレス物語 (講談社文庫)
  • 『路上の夢―新宿ホームレス物語 (講談社文庫)』
    中村 智志
    講談社
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    honto

 4時起床。2週間ぶりのお休みは雨。

 ランニングはあきらめ、「角上魚類」「ヤオフジ」と買い物へ。

 お彼岸なので、妻と娘を車に乗せて春日部の実家とお寺へ。お線香をあげ、父のこと、そして入院中の母のことを想う。

 その後、越谷へ車を走らせ「珍来」へ。コロナ以来なので4年ぶりだろうか。麻婆ラーメンに、チャーハンと餃子は家族でシェアして、ソウルフードを堪能する。

 帰宅後、1時間ほど昼寝して、娘をバイト先まで送る。

 実家の本棚から持ち帰ってきた中村智志『路上の夢 新宿ホームレス物語』(講談社文庫)を再読。さすがは講談社ノンフィクション賞受賞作。密度が濃い。

 21時に就寝。

9月19日(火)偏食のはなし

 三連休、全部仕事だったものの、元気よく出社。昨日のスッキリ隊出動で、3階からの階段登り降り30往復が、疲労回復に功を奏したようだ。疲れた時こそさらに身体を動かすのが重要。

 午前中はデスクワーク。22日搬入の『本の雑誌の目黒考二・北上次郎・藤代三郎』の部数を取次店さんに確認し、配本表を製本所にメール添付。

 午後は営業。初めての書店員さんにご挨拶。

 夜は古書現世の向井さんに誘われ、飲み会へ。

 そこには超憧れの作家さんもいらしていたのだけれど酒が進むにつれ、わが偏食話が俎上あがり、まあ飲み会のネタとしては誰も傷付かず、また沈黙も作らぬ鉄板ネタとして盛り上がるのはいいのだけれど、杉江=偏食として、こうして憧れの作家さんにインプットされてしまうのは52歳にもなって情けない。

 そして私の偏食話は相手の眉間の皺が寄るタイミングが決まっており、「生魚が食べられないのでお寿司はNGなんですよ」と話すと、「いくらは?」「ウニは?」「サーモンは?」などと個別に食べられるか食べられないかの質問が飛び交い、そのすべてが食べられないと答えると、必ず「じゃあ、カッパ巻き食べてるしかないね」と言われるのだが、実はこの世で生魚以上に口に入れられないのがキュウリなのだった。今夜は向井さんの眉間に深い皺が刻まれた。

 私がお寿司屋さんで食べられるのは、「玉子」と「あなご」。「ご」の付くものと覚えていただくと、眉間に皺が寄らずに済むと思う。

9月7日(木)今、僕は、人生で一番大切なことを両親から学んでいる

 高野秀行さんと高野本の聖地と呼ばれるオークスブックセンター南柏店さんを訪問。7月末に『イラク水滸伝』の刊行でサイン本を作りにいったそうなのだが、それがもう売り切れてしまい、新たにサインをしてほしいという依頼に応えたのだった。なんとこの約ひと月の間に高野さんの著作が100冊以上売れているとか。恐るべし聖地パワー。高野さん、既刊本含め180冊の本にサインする。

 父親の月命日のため、夜、実家に赴く。線香をあげていると実家の電話が鳴る。

 なんだ? だれだ? と恐る恐る受話器を取ると、両親の友達からで、「今、家の前を通った人から明かりが灯ってるよ!と連絡あって、幸子さんが退院したのかと思ってあわてて電話したのよ」と話される。

 そのおばさんには母親が入院したことを報告できておらず、ずっと気になっていたのだ。話を聞けば救急車で運ばれたはじめの病院に面会にも行ってくれていたそうで、ずっと気にしていてくれたのだった。母親がリハビリ系の病院に転院したことや現状を伝え、私の携帯の電話番号を伝えて、電話を切る。

 日中、線香をあげにきていた妻からもLINEが届き、妻が家に入るのを目にした自治会の方が声をかけてきて、ずっとシャッターが降りているので心配していたという。そして「お父さんお母さん二人共大好きだから」と話して帰ったらしい。

 今、僕は、人生で一番大切なことを両親から学んでいる気がする。

9月6日(水)昼めしの問題

 9時半出社。事務の浜田がネットで不正利用の被害にあったと大騒ぎしている。どうにか無事解決したらしくほっとして一日が始まる。

 9月の新刊である『本の雑誌の目黒考二・北上次郎・藤代三郎』の案内を作り、書店さんにFAXおよびメール配信。

 その後、晶文社、青土社、創元社、白水社、みすず書房と共同で行なっている読書週間フェアのPOP作りに勤しむ。

 13時過ぎに出来上がったので、キンコーズ神保町店へ出力に行く。その道中、靖国通り沿いの古本屋さんの均一台を物色するのを楽しみにしいていたのだけれど、雨予報のためかどこもビニールシートで覆われており、残念無念。

 約15分の作業で出力終了。会社にカラーコピー機が導入されたものの、厚い紙でのプリントするのは難しく、POP作りの際はどうしてもキンコーズに頼らざる得ない。

 水曜日は昼メシを食べて良い日なので、キンコーズすぐ近くの「たいよう軒」のワンタンメンを目指すもカウンターが埋まっており、方向転換。ならば「神田天丼屋」かと足を向けると、店内いっぱいの行列。これは自分が何腹なのかわからなくなって、ランチ難民になるパターン。週に一度の昼メシデーを無駄にしてはならずと、ひとまず腹の声を聞くために会社に戻ることにする。

 すぐにフェアを始めたいという書店さんが一軒あるとのことで、POPを1セット分切り出し、出荷を司る青土社のエノ氏のところへ持っていく。残念ながらエノ氏は不在だったので、POPを預け、ふらふらと道を歩いていると突然、腹が閃く。おお、ライスカレーの「まんてん」があるではないか。

 というわけで青土社からほど近くにある「まんてん」へ。このお店は私には量が多いので、「カツカレーご飯少なめ」を頼む、が、多くの人は、大盛りを頼んでおり、敗北感を覚えつつ、カツカレーを噛み締める。毎日食せるカレーの最高峰。美味い。

 会社に戻る道すがら古本屋「@ワンダーJB」に立ち寄り、『東北の顔 伝統のこけし ポケットブック』(緑書房)を購入。本誌連載中の浅生ハルミンさんの「こけし始めました」を読んで以来、こけしに興味が湧いているのだった。

 会社に戻り、残りのPOPをひたすら切り出し。すべて切り出し終えたのが16時半で、こちらはフェアの販促物の送付担当社である創元社のMさんにお届けにあがる。歩いて行ける範囲で共同フェアの準備が終わる神保町は、やっぱりすごい。

 仕事を終え、18時に会社を出ると、雨がぽつぽつ落ちてくる。

 家に帰ると、入院している母親から手紙が届いていた。そこには「夢をよく見ます」と綴られていた。いったいどんな夢をみているのだろうか。

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