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10月16日(月)応援するということは応援されるということ

 浦和レッズがルヴァンカップ決勝進出を決めたので、意気揚々と8時に出社。

 昨日は、「酒井宏樹が俺を呼んでいる」と謎の言葉とともに突如新潟から帰省した息子と埼玉スタジアムのゴール裏で声のかぎり応援したのである。

 しかし応援というものは、応援していると同時に応援されてもいるものだ。

 たとえば影のMOMなみの活躍をした岩尾憲選手の「自分たちがこのクラブに求められている成果や一人ひとりのパフォーマンスの質も含めて、非常に高いものを要求されていると思いますし、それができなければ淘汰されていくクラブだと思います。」なんて言葉は、私が本の雑誌社で考えなければいけないことである。

 また酒井宏樹の累積警告出場停止のため慣れぬ右サイドバックで出場した関根貴大選手の「本職ではないということで思いきってプレーできました。抜かれても自分のせいではないというか、そのくらいの気持ちじゃないとやっていられませんでした。ふっきるしかありませんでした。」という発言は、本職の営業だけでなく編集もやっている私の背中を押してくれるものだった。

 こうして私は浦和レッズを励まし、それとともに浦和レッズに励まされ、日々生きているのだ。

 朝、誰もいない社内で集中してゲラと格闘する。

 午後、営業。勇気がでないときは、昨日の荻原拓也を思い出す。

 夜、帰宅。3週間ぶりに母親からハガキが届く。

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