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1月6日(土)古道古甲州道その2

日の出前に家を出、7時45分JR八王子駅にて高野秀行さん、小林渡さんと待ち合わせ。八高線に乗り込み、小宮駅で下車。ここから先月に引き続き「古道 古甲州道」を歩く。

なんでこんなことをしているかというと、山でも登ろうかという話になり、坂を登るのは大変だから平地を歩こうとなり、ならば辺境チャンネルのホームグラウンドの府中からスタートしようと、府中から甲府につらなる「古道 古甲州道」を歩くことになったのだった。

12月の第一回は府中の大國魂神社から歩き出し、5時間かけて八王子の小宮まで歩いた。それが思いの外楽しく、さっそく本日二回目の古甲州道歩きとなる。

古道歩きのいいところは順番待ちなどもなく、同様の挑戦をしている人もおらず、ただただ我々3人だけの世界となって時間を過ごせるところだろう。

しかも歩きだけとはいえ身体を動かしているので、何やら爽快な気持ちになっていく。さらに身体を動かしているため脳の動きも活発になり、軽快なおしゃべりが止まらないのだった。

これは何かに似ていると思ったところ、飲み会なのだった。酒を飲むと血の巡りがよくなり、なんだかとても楽しくなる。そしておしゃべりが止まらなくなるのだ。

まったく同じ作用が歩いていると起こるのだけれど、平地歩きの場合は実際にはアルコールが入っていないのでどんだけ歩いても酩酊することもなく、議論の末喧嘩になることもなく、永遠と明瞭なのだった。さらにお会計も必要ないので、こんなに素晴らしいことはない。

ランニング中におばさんたちが2人連れ3人連れでおしゃべりしながらウォーキングしているのをよく見かけていたのだが、あれはウォーキングのふりをした飲み会だったのだ。一声かけてくれれば私も参加したのに、これまで追い越して走ってきたのが残念でならない。

アスファルトの道を(といっても古道なのでうねうね蛇行したりしてなかなか面白い)延々歩いていると、途中根子屋城跡というところで山に入る。そこからしばらく尾根伝いに山道を歩く。

高野さんと渡さんは山道になったら突然歩く速さが倍になり、山道が40年ぶりの私はついて行くのがやっと。動物の糞が落ちていたり、樹木の皮がむしり取られたりと、クマを連想させる痕跡がなかったわけではないが、見て見ぬふりをして、1時間ほど山道を歩いたところでアスファルトの道に戻る。

そののち軽快にあるきつづけて、午後1時過ぎに本日の目的地、JR武蔵五日市駅に到着。約35000歩。拝島に移動して、駅前の酒場で打ち上げ。一次会なのに気分は二次会なのだった。

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