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2月12日(水)大田丸

資料と用意して、昼、東五軒町のトーハンに向かう。コロナ後初訪問。建て直し後初訪問。まったく様変わりしており慄く。

ただし見本出しに来たわけでなく、大田丸という「全国各地の地域に深く根を下ろした書店同士が連携、協力する」団体の勉強会の講師に、『本を売る技術』の矢部潤子さんが招かれたため、その司会進行役としてやってきたのだった。

会場には20名ほどの書店員さんや書店経営者が並び、ZOOMでも40名ほどの書店員さんが参加されているとか。約3時間の講義を手伝う。

その後、市ヶ谷のアルカディアに移動し、新年会。こちらには出版社が100名以上が参加され、顔見知りの営業マンもちらほど。私自身はこの手の書店・出版団体の集まりに参加するのは10年ぶり以上であり、「こういう集まりで杉江さん見るの珍しいですよね!」と驚かれたり、「偉い人にきちんと挨拶しとかなきゃダメですよ!」と叱られたりする。

そうなのだ。私はこの手の行事が、小学校や中学校の運動会や朝礼同様に大の苦手なのだった。しかし、売上を作るにはこういうところに足繁く通い、偉いさんに顔を覚えてもらなけれならないのだろう。もし、本の雑誌社の営業が私でなく、そのようなことを得意とする人間だったならば、本の雑誌社はもっともっと繁盛していたかもしれないのだった。

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