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9月30日(火)神保町日記2025

9時半に出社。喉元過ぎれば熱さを忘れるというけれど、今年の暑さは彼岸を過ぎて涼しくなっても絶対忘れられない。あれは人が暮らせる暑さではなかった。よくぞ無事乗り越えられたものだ。

神保町ブックフェスティバルで盛り上がるものを作りたいと言われ企画した、本の雑誌社初のZINE『神保町日記2025』が無事出来上がってきたので撫でまわす。本の雑誌社全社員(といっても5名)の7月15日から8月14日までの1ヶ月間を綴った日記なのだが、最終日の8月14日を終え、「みんな毎日日記を書きたくなったでしょう? いつもでホームページで連載スタートできるよ」と提案すると、全員ぶるぶると首を震わせたのだった。ならばもう20年以上日記を書き、公開している私を、もう少し褒め称えてもいいのではなかろうか。

昼、先日本の雑誌スッキリ隊で蔵書整理をさせていただいたSさんが来社され、立石書店岡島さんがもってきた買取代金をお支払いする。まだずいぶんと本を残っているそうで、それは10月になってからスッキリ隊出動となるそう。

午後は10月11日、12日に京都府立京都学・歴彩館で開催される下鴨中通ブックフェアの荷物の準備。大変分厚い北上次郎『新刊めったくたガイド大大全』を何冊持っていくかで頭を悩ませる。

夕方、デザイナーの松本さんから伊野尾宏之『本屋の人生(仮)』の本文レイアウトが届く。すっきり清潔感と気品があり、それでいて偉そうではなく、素晴らしい組版。この瞬間こそ本作りで一番うれしい瞬間だ。

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