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10月2日(金)頭を下げる

夕方、とある書店員さんがやってくる。来週に控えたイベント物販がとても本の雑誌社の力量では対処できず、そのことをこぼしたら手伝いにきてくださるというのだった。その日に向けてどう本を販売するか、どう列を作るかなど、浜田を交えて打ち合わせ。書店員さんは、「本の雑誌じゃなかったらこんなことしませんよ」と笑うのだった。

この「本の雑誌」という言葉は私や浜田のことではなく、椎名さんや目黒さん、そして読み続けてくださっている読者の方が含まれているのだろう。

その笑顔に向けて、深く頭を下げる。

10月1日(木)本を選ぶ

意を決して気の重い仕事に取り掛かる。終わってみれば一時間なのだが、どうしてここまで引っ張ってしまったのか。気の重い仕事ほどすぐにやるべし。

その後、来週末と迫った下鴨中通ブックフェアに送る本の選定。これも売れるかもあれも売れるかもと倉庫から本を運び出しているうちに、机の上に本の山ができている。その山を見て我に返り、こんなに持っていけないと棚に戻すを繰り返す。

夜、「本の雑誌」12月号に掲載する対談を収録。ガッツポーズをしたくなるほどの面白さ。早く読者に届けたい。

9月30日(水)話し方教室

広島の泉美術館のIさんとデザイナーの松本さんがやってきて、届いたばかりの増山たづ子『ふるさとにまさる ふるさとはなし』の色校を見る。

色校を見ながら、18歳で本と出会い、小説やノンフィクション、エッセイといろいろな本を読んできたのは、この本を作るためだったのではないかと思う。

夜、大森皓太さんとPodcastの収録。自分の話し方というのがたいへん気に入らず、どうしゃべっていいのかわからなくなってくる。話し方教室にでも通うか。

9月29日(火)箱推し

8時半に出社し、意を決して面倒な仕事に取り掛かる。いつもそうなのだが、やり始めれば1時間で終わるのだ。なのにそれまでに時間がかかりすぎる。

12時に内田さんがいらして「POP王の愛と自由と平和な本語り」の収録。今回ふたりの鞄に入っていたのは、

月村了衛『腐魚の海』(小学館)
武重謙『羆山渉猟 単独忍び猟記』(山と渓谷社)
熊倉献『少し長めの一瞬』(東京創元社)
荻堂顕『あいされるためのたたかい』(新潮社)
神戸遥真『チリケン』(小学館)
中澤克昭『日本城郭史』(ちくま新書)

だった。

夜7時から池袋の梟書茶房にて、柳下恭平さんと本屋大賞の話。本屋大賞受賞作が好き、というのはわかるのだけれど、本屋大賞自体が好きという、いわゆる本屋大賞箱推しの方がたくさん聞きにきてくださり、なんだか不思議な感じ。

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