担当=牧眞司

読書・翻訳・原稿・詩作・古書......五つの物語〜高野史緒『ビブリオフォリア・ラプソディ あるいは本と本の間の旅』
2024年6月11日12:01

【今週はこれを読め! SF編】

読書・翻訳・原稿・詩作・古書......五つの物語〜高野史緒『ビブリオフォリア・ラプソディ あるいは本と本の間の旅』
 高野史緒は、第六回日本ファンタジーノベル大賞に投じた歴史幻想小説『ムジカ・マキーナ』によって1995年デビュー、2012年にドストエフスキー作品に斬新な解釈を...
地球と人間についての脅威と希望~日本SF作家クラブ編『地球へのSF』
2024年6月4日11:50

【今週はこれを読め! SF編】

地球と人間についての脅威と希望~日本SF作家クラブ編『地球へのSF』
『ポストコロナのSF』『2084年のSF』『AIとSF』につづく、日本SF作家クラブ編の書き下ろしアンソロジー第4弾。先行する三冊にくらべ、『地球へのSF』とい...
気候変動と新自由主義がもたらす荒廃〜ジョナサン・ストラーン編『シリコンバレーのドローン海賊 人新世SF傑作選』
2024年5月28日14:55

【今週はこれを読め! SF編】

気候変動と新自由主義がもたらす荒廃〜ジョナサン・ストラーン編『シリコンバレーのドローン海賊 人新世SF傑作選』
 原書は2022年刊。パリパリの新作からなるオリジナル・アンソロジーだ。収録されているのは十作品。  副題にある「人新世」とは耳慣れない言葉だが、「人間の活動が...
ドタバタから詩情豊かな作品まで〜池澤春菜『わたしは孤独な星のように』
2024年5月21日11:55

【今週はこれを読め! SF編】

ドタバタから詩情豊かな作品まで〜池澤春菜『わたしは孤独な星のように』
 声優・書評家・エッセイスト......さまざまな表現の領域で活躍している池澤春菜の、小説家としての最初の著書。SF短篇七作品が収められている。 「糸は赤い、糸...
幻燈機が映す幽霊、VRに生きる魔女〜空木春宵『感傷ファンタスマゴリィ』
2024年5月14日11:58

【今週はこれを読め! SF編】

幻燈機が映す幽霊、VRに生きる魔女〜空木春宵『感傷ファンタスマゴリィ』
 2021年に刊行された『感応グラン=ギニョル』につづく、空木春宵の第二短篇集。前著は年間のSFベスト投票で上位にランクされるなど、高い評価を獲得した。目を見張...
いつもここに幽霊がいる〜ケヴィン・ブロックマイヤー『いろいろな幽霊』
2024年5月7日12:23

【今週はこれを読め! SF編】

いつもここに幽霊がいる〜ケヴィン・ブロックマイヤー『いろいろな幽霊』
 ブロックマイヤーは1997年に、イタロ・カルヴィーノ賞を受賞してデビューした。これまで日本へは、死者の世界を描いた長篇『第七階層からの眺め』、奇想に満ちた短篇...
現代版『宇宙の戦士』 〜J・N・チェイニー&ジョナサン・P・ブレイジー『戦士強制志願』
2024年4月23日11:55

【今週はこれを読め! SF編】

現代版『宇宙の戦士』 〜J・N・チェイニー&ジョナサン・P・ブレイジー『戦士強制志願』
 現代版『宇宙の戦士』と惹句のついた、新作ミリタリSF。著者コンビのうち、チェイニーはアメリカ空軍の経験があり、ブレイジーはアメリカ海兵隊で大佐まで務めた。  ...
行き場のない余韻、不協和音としての愛~坂崎かおる『嘘つき姫』
2024年4月16日11:50

【今週はこれを読め! SF編】

行き場のない余韻、不協和音としての愛~坂崎かおる『嘘つき姫』
 坂崎かおるは2020年から本格的に小説執筆を開始、すぐにいくつものコンテストで結果をあらわした、注目の新鋭だ。本書は初の単行本。ふたつの書き下ろしを含む、全九...
母から娘、四世代にわたる人類のサバイバル~高島雄哉『はじまりの青 シンデュアリティ:ルーツ』
2024年4月9日12:02

【今週はこれを読め! SF編】

母から娘、四世代にわたる人類のサバイバル~高島雄哉『はじまりの青 シンデュアリティ:ルーツ』
 メディアミックスで展開中のプロジェクト〈SYNDUALITY〉の、本書は公式小説。高島雄哉作品らしい、ハードSFのガジェットと青春小説テイストがたくみにブレン...
パンデミックや気候変動を生き抜く〜セコイア・ナガマツ『闇の中をどこまで高く』
2024年4月2日11:50

【今週はこれを読め! SF編】

パンデミックや気候変動を生き抜く〜セコイア・ナガマツ『闇の中をどこまで高く』
『闇の中をどこまで高く』は2022年に発表された、セコイア・ナガマツの第一長篇だ。著者は1982年生まれのアメリカ作家だが、ルーツが日本にあり、本作品でも日系の...