海竜社の佐藤愛子本、100万部突破
文=新文化編集部
4月に発売した佐藤愛子『老い力』(おいぢから)が3刷で5万部となり、これまで同社が刊行した佐藤氏の著書18点の合計発行部数が101万部と大台に乗った。同書は「孤独に耐え。ジタバタせずに死に備えたい」という佐藤氏が、老いと死をテーマに書いたエッセイ。
海竜社の下村のぶ子社長とは、以前に所属していた婦人生活社(2003年自己破産)時代から50年以上にわたる旧知の仲だという。下村氏が1976年に独立して海竜社を立ち上げ、その翌年から41年間にわたり、佐藤氏の本を出し続けている。