出版科学研究所が「出版月報」7月号で調査結果を掲載した。紙版市場は6702億円（前年同期比8.0％減）で、電子市場は1125億円（同9.3％増）。計7827億円（同5.8％減）。電子版は好調に推移したが、紙版の低迷により、合計販売金額は前年同期実績を下回った。

紙版の「書籍」は3810億円（同3.6％減）、「雑誌」は2892億円（同13.1％減）と落幅が大きい。雑誌の内訳は、「月刊誌」同13.6％減、「週刊誌」同10.7％減、月刊誌では、「ムック」が約16％減、「コミックス」が約15％減。紙版と電子版の構成比は85.6対14.4。