ポプラ社、東京大学Cedepと共同研究プロジェクト開始

文=新文化編集部

このほど、東京大学大学院教育学研究科付属の発達保育実践政策学センター(東京大学Cedep)と「子どもと絵本・本に関する研究プロジェクト」を立ち上げた。デジタルメディアの急速な発展が、子どもたちの読書環境にどのような影響があるのか――科学的な知見から見つめ直し、読書推進の根拠をアップデートする。

乳幼児期にスマホやタブレット端末に触れる子どもたちが、毎年増えているという。ベネッセ教育総合研究所によると、「ほとんど毎日」から「ごくたまに」利用(接触)する乳幼児の率は、0歳児の場合、2013年に13.9%だったが、17年には44.0%と3倍強に。1歳児でも同様に44.5%から64.6%に増えている。

こうした状況を踏まえ、子どもたちの発育期において、絵本や本がもつ新たな価値を見出していく考えだ。

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