ほんのひきだし、19年7~9月の「コミックス第1巻ランキング」発表

文=新文化編集部

  • SPY×FAMILY 1 (ジャンプコミックス)
  • 『SPY×FAMILY 1 (ジャンプコミックス)』
    遠藤 達哉
    集英社
    518円(税込)
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日本出版販売が運営するウェブメディア「ほんのひきだし」がこのほど、2019年7月~9月の「コミックス第1巻ランキング」を発表。1位は遠藤達哉「SPY×FAMILY」(集英社)だった。2位以下はこちら

同ランキングは、対象期間中に1巻が発売された作品の売上げを、期間中の1巻の売上げのみで集計したもの。「ほんのひきだし」では15年から同様のランキングを作成していたが、今回から3カ月ごとに発表していく。

日販によると、すべてのコミックを対象とした従来のランキングでは、ロングセラー作品の新刊が上位を占めることが多く、連載が始まって間もない作品や単巻で刊行される作品が上位に登場することが少なかった。

一方で、漫画アプリやウェブマガジンなどコミックの連載媒体は増えており、19年上半期には1カ月あたり平均150点ものコミックス1巻が発売された。

そのため、〝漫画好き〟の読者でも新作をくまなくチェックすることは難しく、「新作が世に出ても気付かれない」「今後の刊行を左右する1巻が売れにくい」という状況が少しずつ深刻化していることが、同ランキングを作成し始めた背景だという。

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