日本文学振興会、第67回「菊池寛賞」を発表

文=新文化編集部

10月2日開催の選考顧問会で受賞者を決め、同18日発表した。今回は、作家・浅田次郎氏、バレリーナ・吉田都さん、幼児向けテレビ番組・NHK「おかあさんといっしょ」、海軍史研究家・戸髙一成氏とPHP研究所を選出した。

浅田氏は、『蒼穹の昴』などの中国歴史小説や時代小説、戦争小説、短編まで「幅広いジャンルにわたって、平成の文学界を牽引し続けてきた」ことが、また戸髙氏とPHP研究所は、旧日本海軍の中堅幹部が戦後おこなった座談会の400時間にもおよぶ録音テープを収集、10年以上の歳月をかけて「『[証言録]海軍反省会』全11巻に結実させた」ことが評価された。

贈呈式は12月上旬、都内で行われる。

新文化オンラインへ

« 前の記事TOPバックナンバー次の記事 »