2020年本屋大賞、凪良ゆう『流浪の月』(東京創元社)に

文=新文化編集部

「2020年本屋大賞」が凪良ゆう『流浪の月』に決まった。本屋大賞実行委員会が4月7日に発表した。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、例年のように書店員や報道関係者を招かず、発表の様子をYouTubeで配信した。

『流浪の月』は昨年8月に初版1万部で発売。東京創元社ではこのほど大部数での増刷を行い、発行部数は36万部(7刷)に到達した。著者の凪良氏はビデオメッセージを寄せ、「遠くで輝いている星のような賞だと思っていた。いまも実感が沸かない」と話した。

翻訳小説部門1位はソン・ウォンビョン著・矢島暁子訳『アーモンド』(祥伝社)、発掘部門「超発掘本!」は土屋賢二『無理難題が多すぎる』(文藝春秋)。

今年度は一次投票で477書店・書店員586人、二次投票では300書店・書店員358人が投票した。

  • アーモンド
  • 『アーモンド』
    ソン・ウォンピョン,矢島暁子
    祥伝社
    1,760円(税込)
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  • 無理難題が多すぎる (文春文庫)
  • 『無理難題が多すぎる (文春文庫)』
    賢二, 土屋
    文藝春秋
    693円(税込)
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