河出書房新社、140周年に向け新雑誌創刊へ 書店マージン30%企画も

文=新文化編集部

7月7日、東京・千代田区の出版クラブビルとオンラインで「企画説明会2022」を開催。今年の目玉企画をアピールした。

26年に迎える創業140周年に向けたカウントダウン企画として9月27日、全16号の季刊誌「スピン/spin」(本体予価300円)を創刊する。誌名の命名者は恩田陸氏で、「本の栞(スピン)」と「変化(回転=スピン)」をかけた。
同誌では、紙の専門商社・竹尾との「紙の過去・現在・未来を考える」プロジェクトとして、表紙には毎号異なる紙を使用し、紙にまつわる連載も行う。その他、小説やコラムなどを掲載し、出版の未来を考える媒体として発行していく。

また、書店マージン30%への挑戦企画として、復刊2企画のいずれかで全巻予約をとった書店にセット本体価格の8%を支払う「復刊チャレンジ88」を実施する。

対象企画は、「世界探検全集(全16巻)」(9月下旬刊行開始、セット本体3万8060円)と、「怪異の民俗学 新装復刻版(全8巻)」(8月刊行開始、セット本体予価2万2400円)。企画エントリー締切は8月31日、全巻予約申込みの第1次締切は来年3月31日。

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