日販、無人書店「ほんたす ためいけ」オープン 月商500万円目標に

文・写真=新文化編集部

日販、無人書店「ほんたす ためいけ」オープン 月商500万円目標に

日本出版販売は9月26日、東京・千代田区の東京メトロ溜池山王駅構内に、無人書店「ほんたす ためいけ 溜池山王メトロピア店」をオープンした。持続可能な無人店舗モデルの実証実験として運営し、当面は月商500万円を目標とする。

約16坪の売場に書籍・雑誌を300点・4500冊、ほか文具を揃えた。これから売れるものや今売れているものを、「はやりをしりたい」などのテーマ別に陳列し、ライトユーザーに訴求する。

客は店舗入口のQRコードからLINEで会員登録することで、ドア横のリーダーにデジタル会員証をかざして入退店できるようになる。決済はセルフレジで、キャッシュレスにのみ対応。スマホから、日販本社のオペレーターとチャットやビデオ通話ができる無人接客システムを備える。

防犯面では、ドアと窓をガラス張りにし、店舗中央部の棚の高さも低くすることで、店外から店内の客の顔を目視できるようにした。カメラは計7台設置し、日販本社や警備会社と連携している。

品出しや陳列は、日販マーケティング推進部のスタッフが毎日、開店1時間前に行う。

日販では今後、店舗ソリューションのひとつとして確立した後、立地別にパターン化して展開していきたい考えだ。

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