9月20日(水)
今日は、仕事どころではない。32年ぶりに決勝トーナメント進出がかかる、サッカーの五輪日本代表対ブラジル戦があるのだから。こんな日に仕事をしている場合じゃない。できることならオーストラリアにいたかった。もしくは最低でも休むか、早退して、じっくり試合を楽しみたい。中田ヒデの穴を埋めるべく中村俊輔のプレーを観察したいし、フラット3対ブラジル攻撃陣も考察したい。ああ、生で見たい。
しかし…、社会人はつらい。自分の予定よりも仕事を優先しなければ行けないときもある。今回は夏休みを取ったばかりだし、サボるほど楽な時期でもなく、その反対に10月の新刊『新・匿名座談会』の事前注文〆切の時期。新刊予定は、サッカーに合わせて欲しいと、再三、単行本編集者カネコに伝えているのに、一向に改善されない。ああ、悔しい。でも、ビデオで見るなんてあまりに哀しすぎるので、2階編集部のテレビを予約する。
とにかく6時まで仕事。本日はどうしても路線営業ができず、ジグザグ移動する。田町のT書店のKさんに「最近面白い本ありましたか?」と聞くと「炎の営業日誌かな」と冷やかされる。この欄を書いていて一番恥ずかしいのは書店さんに見られることで、今回初めて面と向かって読まれていることを確認。非常に恥ずかしい気持ちで、しどろもどろになってしまった。その後、新橋、赤坂見附、荻窪、新宿と地下鉄を乗り換えての営業活動。
最後に訪れた新宿S書店のFさんに、今度は僕が編集している書店販促用DMを「いつも楽しみにしているんですよ」と誉められる。ああ、またまた顔から火がでて、その勢いで逆噴射してしまい、小田急デパート屋上から月に向かうほど恥ずかしい。僕は慣れていないため人から誉められたりすると、とにかく照れる。Fさんの言葉にも思わず照れまくってしまい、その後、数分間何をしゃべったのかよく覚えてない。うれしいけれど、逃げるようにして退散。
会社に戻って事務仕事もそこそこに、2階のテレビ前へ移動。目黒とデスク浜本と事務の浜田の4人でテレビを囲み、ブラジル戦を観戦。試合前に発行人の目黒は冷ややかな態度で「日本はブラジルに負けて、でも南アフリカも負けて、それで決勝トーナメントに進めるんだよ、人生なんてそんなに劇的なものじゃないし、ドラマチックでもないよ」と意見する。うーん。 でも、目黒さん、それほど冷ややかなくせして、何で中村俊輔のフリーキックであんなに絶叫するんですか?それに高原のゴール前でのプレーでは「かわせーーーー」と叫んでましたよ。あのお言葉、どこかで聞いたことがあると思ったら、一緒にいった大井競馬場でした。「かわせ」はどちらにも使えるんですね。
結果は目黒の予想通り。なんとなく消化不良だが、32年ぶりに決勝トーナメント進出。とにかく喜ぼう。シドニーへ行きたい。