10月30日(月)
「炎の観戦日誌その6 アジアカップ決勝!」
昨夜というか早朝、日本代表がアジアのチャンピオンになった。明け方3時半。僕は、喜びに身悶えし、両腕を天に突き上げながら、雄叫びをあげる。しかしタオルは口に突っ込んだまま。「フッ、フォーーーーーー。」(ヤッター!の意)
ああ、防音設備の部屋で思いきりサッカーが見たい。これじゃいくらなんでも蛇の生殺しだ。
後半の50分(ロスタイムを含め)は、サウジアラビアの総攻撃にあい、まさに攻められっぱなしの50分。絶叫と懇願と祈りの繰り返し。不甲斐ないプレーになんど手元にあったティッシュペーパーの箱を殴りつけたことか。気付いたときには、部屋中ティッシュが散乱していた。
もうダメかもしれない、これが日本代表の弱さなのだとあきらめそうになる気持ちに、いや現日本代表は違うのだと否定する。そしてゲームエンドのホイッスル。
いやー、久しぶりに川口能活のファインセーブに興奮。望月の飛び込みも良かった。もちろん、たくさん課題は見つかったけど、課題がわかればそれに取り組めるはずだ。トルシエならきっとできると思う。とにかく日本はアジアのチャンピオンなのだ。町中で見かけるアジア人に胸を張って自慢しよう。僕も早速、サッカー仲間のイラン人大工のカミーに電話をする。イランの国技はサッカーとレスリングなのでいつもサッカー談義で燃える相手。
「ねえねえ、アジアで一番サッカーの強い国を知ってる?」
「うるさい、×&%#@#@*$!@#$%#」
日頃は日本語が完璧のカミーも興奮すると母国語が出てくるので、何を言っているのかさっぱりわからない。まあ、とにかく悔しいことだけは伝わってきたのでそのまま電話を切る。
……。
しかし、僕の気持ちは晴れていない。この日、我が浦和レッズがまさかの敗戦。雨のなか僕は呆然とピッチを見つめていた。まるで去年のビデオテープを見ているような、この情けなさ。まだ、あきらめる段階でもないし、希望はある。
希望はある。