WEB本の雑誌

2月26日(木)

 昨日はW出版の営業Aさんと酒を飲んでいたので、NHKニュース10での『本屋大賞』の放送を見逃してしまった。いったいどう放送されたのか気にしつつ、会社に出社した。すると案の定、事務の浜田や経理の小林が大騒ぎしているではないか。

「浜田さん、チラッと映ったね。」
「そうそうビックリした。田舎のお母さんが泣きながら電話してきた」
「金子さんのあの汚い机…」
「放送禁止でしょ」

 不機嫌を装ってみるが、まったく効果なく、ハイテンションの会話が頭上を飛び交う。く~、悔しい。

 ところがしばらくすると、浜田がビデオテープを取り出すではないか。会社にカメラが入り、それが放送されるなんて今後ないだろうから、永久保存版として録画したという。おお、お前はやっぱりここぞというとき「だけ」役に立つ立派な部下だ。早速2階の倉庫に埋もれていたテレビとビデオデッキを引きづりだし、一人上映会。

 それはとてもしっかりと報道されていた。記者の緒方さんがこの企画をきちんと理解してくれていたからだろう。ありがとうございます。

 さてさて、こうなりゃ今度は僕がハイテンション会話の引っ張り役だ。
「浜本さん、なんか痩せて映ってたよね? そういえばカメラマンに斜めから撮影してくれとかって注文つけてなかった? まったくきっちり計算してるんだよ、どういう角度で取れば痩せて映るか。やらしいねぇ」

 突然編集部の一角から怒鳴り声が聞こえる。
「スギエーーーー!!!」

 えっ? いたの? そういや誰もそのことに触れずに話していたな。
 気づいたときには時すでに遅く、ガラガラドッカーンの嵐のなかへ。嗚呼。