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8月20日(月)

天気予報の嘘つき!
暑さは先週いっぱいっていったじゃないか。なのに今日も35度越え。
うーむ。

「天気予報士とかけて、藤代三郎と解く。
 その心は、どちらも当たらない」

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御茶ノ水のM書店さんを訪問。こちらは文庫売り場のYさんが書くPOPが有名で、今も辻村深月の『冷たい校舎の時は止まる』上下(講談社文庫)に素晴らしい推薦コメントの書かれたPOPが付いていた。売れ行きをお伺いすると、無茶苦茶売れているとかで、文芸書担当のYさんと「単行本もこれくらい売れるといいのにね…」なんて思わずこぼしてしまったが、なーに文芸書のYさんだって『さくら』西加奈子(小学館)などヒットさせているのだ。

しかもこのYさん、無茶苦茶の本読みで、本日も訪問すると「ねぇねぇ読んだ?読んだ?」と『ソロモンの犬』道尾秀介(文藝春秋)を指さされ、「いやー実は僕的にちょっとつらいシーンがあったんで、途中で止まっているんですよ」なんて素直に答えたら、「ダメダメ。そこを乗り越えれば大丈夫だから。最後までほんと楽しめるよ」と教えていただける。こういう読書のアドバイスは本当に有難い。また『越境捜査』笹本稜平著(双葉社)もすごい面白かったよと一緒にオススメしていただく。感謝。

ここでお礼とばかりに自分の最近のオススメ本を話せれば良かったのだが、前日読み終わったのが高野秀行さん推薦の『パリ・ロンドン放浪記』ジョージ・オーウェル著(岩波文庫)。これはこれで無茶苦茶面白く、特にパリ篇の貧乏だけど猛烈に明るい感じは、笑いつつ本質を突いてくるまさにエンタメ・ノンフ。しかもジョージ・オーウェルの文体なのか、翻訳のおかげなのか、1933年に書かれたとはとても思えない読みやすい文章なのに驚いた。

おそらくすでに多くの人に読まれていて、今さらこれ面白いっすよ!なんていうと笑われるかもしれないが、この際無知を承知でハッキリ書いておく。『パリ・ロンドン放浪記』は面白い!

でその気にいったパリ篇で著者がするのがホテルの皿洗いなのだが、皿洗いといえば我らが編集長・椎名誠の『哀愁の町に霧が降る』上下(新潮文庫)だろうと何気なく読み出したら、止まらなくなってしまい一気読み。父ちゃん、やっぱり『哀愁の町に霧が降る』は無茶苦茶面白いよ…と夜空に向かって呟いてしまった。

しかししかしそんな本を新刊を並べている書店員さんに紹介するわけにもいかず、どうにか宮部みゆき『楽園』上下(文藝春秋)の話でお茶を濁す。いやこれも充分面白かったんですが。

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その後、秋葉原のY書店さんを訪問し、驚天動地の人事異動話にひっくりかえる。
うーむ、秋はやっぱり大変だな。