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4月9日(水)

 頑張って早起きして、いち早く会社に行ったら、会社の前にトラックが止まっていた。

 そのトラックには出来たばかりの「本の雑誌」5月特注号が数千冊積まれてる。会社に運び込まなきゃならないけれど、いるのは、私ひとり。どうしよう。居留守しようにも、運転手さんと大きな声で挨拶してしまった。しかも「本の雑誌」以外にも荷物が積まれているので、早く下ろして次の納品地にも早く行きたいだろう。誰だ、早起きは三文の得なんて言った奴は。

 というわけで、ひとりで運ぶ。ちょっと泣く。

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 本屋大賞の後処理をして、昼には宮田珠己さんのところへ、次号で使用する本を借りにいく。
 何気なく書いているのだが、私は興奮している。ウリャウリャである。

 その後しばし営業し、会社に戻ると6月刊行予定の高野秀行さんの新刊『辺境の旅はゾウにかぎる』のゲラが、カネコッチから届いていた。一日でも、一時間でも、一分でも早く、高野さんに届けたい。高野さんに連絡し、駆け足で駅へ。夜11時までそのまま打ち合わせ。こちらもウリャウリャである。

 何だか朝日新聞の爆笑連載「たまには手紙で」の伝書鳩のような一日だ。クルッポー、クルッポー。

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